5人組コーラスグループ、ベイビーブーが20回目のデビュー記念日を迎えた14日、小田急電鉄のロマンスカーを貸し切り、スペシャルライブを開催した。

5人は東京・新宿の「うたごえ喫茶ともしび」でのステージで人気を博したことに加え、童謡も歌うことから北原白秋の出身地の神奈川・小田原市の童謡大使に就任した縁もあり、新宿から小田原までの「小田急ロマンスカージャックLIVE」が実現した。小田急沿線の駅でも路上ライブをやっていたという。

リーダーのユースケ(42)は「ファンの皆さんのおかげで20年を迎えられました。ヒット曲がない中、20年もやってこられたのは、人とのご縁に恵まれたから。感謝しています」。10年ほど前に「うたごえ喫茶ともしび」と出会い、ボニージャックスから6500曲の譜面を託されるなど、歌謡コーラスグループの正当な後継者として活動を続けてきた。「ともしび転機でした。人の思い出が詰まった曲を歌うことの価値観に気付かされました。思い出の歌を歌うことで人との縁に恵まれました」と振り返った。

この日のロマンスカーは7両編成で、6両に120人のファンが駆けつけた。コロナ禍のためメンバーは歌唱の際にはマスクを着用。「高原列車は行く」と新曲の「列車にのろうよ」と小田急のCMソング「ロマンスをもう一度」の3曲を各車両ごとに披露。小田急の制服に身を包んだ5人は、通路を歩きながら計18曲を熱唱した。

鉄道ファンのシノブ(45)が車両アナウンスを担当。「事前に、ロマンスカーに乗って揺れ具合も確認しました。今回のイベントのポスターを作っていただいたので、実際に張ってあるかを確かめに行きました」。

20年を迎えたことに、チェリー(43)は「ヒット曲のない助走のグループですが、支えてくれる人がいることに感謝したい。そして、支えてくれる方々が喜んでもらえるように頑張りたい」と話した。

今後について、5人は「日本武道館で大合唱祭をしたい、という目標がクリアできていないので、コロナ禍ではありますがその日が来ることを信じて活動したい。そして、ヒット曲を出し、NHKの紅白歌合戦にも出場したいです」と声をそろえた。

20年を記念した両A面シングル「別れの曲/列車にのようよ」が今月9日に発売された。

ロマンスカーは約2時間かけて小田原駅に到着。その後、同市内でライブも開催した。