漫画家の征海美亜(いくみ・みあ)さんが7日、くも膜下出血のため死去したことが14日、漫画誌「なかよし」(講談社)の公式サイトで発表された。告別式などは、近親者により執り行われたという。

征海さんは講談社でデビュー。「なかよし」で「東京ミュウミュウ」や「スーパードール★リカちゃん」などを手掛けた。同サイトによると、「東京ミュウミュウ」は今夏から「東京ミュウミュウ にゅ~ハート」と題したアニメの放映が決まっていたという。今年2月には、アニメ化を記念した「『東京ミュウミュウ 新装版』全10巻の刊行を発表したばかりだった。

「なかよし」編集部では「征海先生は2年前から日々愛を込めてアニメを監修され、新装版とともに皆様にお届けできることをとても楽しみにされていました。遺された私たちは、いただいた作品を大切に扱い、悲しみをこらえながら丁寧に制作を続けて、先生のご遺志を継がなければと考えております」とコメントしている。そして「突然で早すぎるご逝去に、編集部一同、深い悲しみを禁じえません。征海先生の作品は世界中で読まれてきました。これまで長きにわたって愛していただいてきた数多くの読者の皆様に深く感謝申し上げます」と悼んだ。