反町隆史(48)が20日、都内で行われたWOWOWオリジナルドラマ「今どきの若いモンは」(4月9日スタート、土曜午後10時半、全8回放送、22話)完成報告会で、ファンから募集したセリフ「あんまり頑張りすぎるなよ」を口にした後に「自分の娘に、よく言いますね」と口にして、父の顔を見せた。

「今どきの若いモンは」は、吉谷光平氏の同名漫画の実写化作品。反町は、誰もが恐れる“究極の上司”とも言える三ツ橋商事・営業2課の課長・石沢一を演じた。撮影は21年6月に行われた。ちょうど、7シーズンにわたって4代目相棒・冠城亘を演じ、16日のクランクアップをもって卒業したテレビ朝日系「相棒」の撮影中で「『相棒』をやりながらの間だったので演技指導があったかな? ああしたい、こうしたいやりながら楽しく出来ました。完成でき、うれしく思う」と山田能龍監督(45)に感謝した。

演じた石沢と「今どきの若いモンは」という言葉については「(石沢と他の課長の)大きな違いが、石沢は過去の失敗があったことで、部下に接するようになった。会社になると、枠の中で上から目線…会社の立場として言わなければいけなくなる。相手の立場になるのが石沢。過去の話がいい…ジーンときます。楽しんで頂けたら」と語った。

トークの中で、ファンから募集したセリフ「(ったく)今どきの若いモンは、あんまり頑張りすぎるなよ」を、壇上で口にするよう求められ、実演した。「(目前にいるのが)ファンの方じゃなく、記者の方は冷静なのですごい恥ずかしい」と照れつつも「一言、言わせてもらいますけど『頑張れよ』というのは大体、言える。『頑張りすぎるなよ』というのは、同じ良い状態を長く保てよ、ということでもあると思う」と持論を展開。その上で「自分の娘には『あまり頑張りすぎるなよ』とは、よく言いますね。よく分かります。自分をコントロールしながら、プレッシャーに向き合っていけよ、という言葉なので、良い言葉だと思います」と私生活の一端を明かした。

反町は、WOWOWのドラマには初出演となる。1話30分程度のショートドラマ22話を、8回にわたって放送する企画について「新しい企画だなと思って。1時間じゃなく20、30分と刻む」と興味を引かれた企画だったと振り返った。その上で「この題材が原作あっての話。順々に課長が成長していく過程があり、俳優としてやりやすかった」とも語った。

この日は、真っすぐすぎる新入社員で割と根性がある“今どきの若いモン”麦田歩を演じた事務所の後輩・福原遥(23)と横文字を多用する若手エース舟木俊を演じたTravis Japan中村海人(24)も登壇した。