NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第106話が31日に放送された。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、いよいよハリウッド映画「サムライ・ベースボール」の製作がスタート。桃山剣之介(尾上菊之助)の出演や、いくつかのシーンを条映で撮影することなどが決まり、条映もひなた(川栄李奈)も沸き立つ。そんなある日、ひなたが帰宅すると、居間に大叔父の勇(目黒祐樹)の姿が。その日上司の榊原(平埜生成)から聞いた、映画で使う足袋を雉真繊維のものを使いたいといううれしいニュースを伝えると、勇の思わぬリアクションにるい(深津絵里)もひなたも驚く。勇は喜びですすり泣く。

トミー(早乙女太一)と錠一郎(オダギリジョー)は岡山の健一(世良公則)の喫茶店でツアー帰りにセッションする。健一から来年、偕行社でクリスマスフェスティバルに出てくれないか頼まれる。そこは昔、定一が酔って進駐軍のステージに上り、サニーサイドを歌った場所だった。トミーと錠一郎は出演を了承する。

トミーと錠一郎は京都に帰ってくる。るいはステージに出るのはうれしいが、トランペットが響き渡るのを聴きたかったとトミーに話す。トミーは思案しながら帰り道につく。

安子(上白石萌音)も定一のサニーサイドを聴いた進駐軍のステージ。SNSもこの話題で沸騰した。「ああ、運命の場所に戻ってくる」「クリスマスの奇跡、起こりそう」「来年のクリスマス、何かが起こるで!」「今日のカムカムも泣けました。伏線回収が素晴らしい。野球と、足袋とあの会場と全てがつながっていく」「今日は観続けていて良かった!と思う回収が満載だ~」「ジョーがトランペット吹く時が来るか!?」「ジョー、トランペット吹けるようになる奇跡も起こるのかな」「トミー、なんか考えてるなあ。なんやろな」などとツイッターにはコメントが並んだ。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。