俳優小越勇輝(28)がゲスト出演するダンスと芝居が融合した舞台「梅棒 14th WONDER『おどんろ』」が8日、東京・サンシャイン劇場で初日を迎え、公演前に公開通し稽古が行われた。17日まで。

昨年、新型コロナの影響で全て中止になった公演。小越は「頑張ります。昨年夏にやるはずだった公演ですが、早い段階で上演できることがすごくうれしい。全員で力を合わせ、内容も曲も振りも変わったり、さらに楽しくいい作品になりました。お客さまの前でできることに喜びを感じています」と話した。

昨年夏に右鎖骨を骨折するアクシデントもあったが、先月末で治療が終了した。「大丈夫です。全開で動かせます」とした。

人間とNEO妖怪による大騒動を描いた物語。全編ほぼせりふなしで、踊って体全体で物語を表現する。これまで「テニスの王子様」「弱虫ペダル」などさまざまな舞台経験があるが、せりふなしの舞台は初めて。小越は「細かいニュアンスを伝えるのが難しい。とにかく伝えることを大事にしたい」と語る。

昨年夏、舘ひろしが立ち上げた舘プロに所属以来初の舞台出演となる。小越は「お会いすると毎回、気に掛けてくださる。頑張りを見てもらえれば」と話した。

また、初日のこの日が28歳の誕生日。「止まることなく全力で頑張っていきたい」と誓った。