井ノ原快彦主演のテレビ朝日系刑事ドラマ「特捜9 season5」(水曜午後9時)の第7話が18日に放送され、平均世帯視聴率が9・3%(関東地区)だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・1%だった。

井ノ原演じる警視庁捜査一課特別捜査班(特捜班)主任・浅輪直樹をリーダーに、個性派メンバーがぶつかり合いながら事件解決に挑む人気シリーズ。

第7話では…。

30年前の大ヒット映画の続編「愛の巡礼」が世界同時プレミア公開されることになり、浅輪(井ノ原)はみごとにチケットをゲットする。新聞に大きく報じられた主演女優リン・トクガワ(石田ニコル)の写真を見て、高尾由真(深川麻衣)はセレブの履くオシャレな靴に羨望(せんぼう)のため息を漏らした。

やがて、国木田班長(中村梅雀)のスマートフォンに着信が。「祐子ちゃん!?」と驚く国木田を小宮山志保(羽田美智子)らは怪しげな目で見つめる。

国木田と小宮山が向かった先は、東京郊外の企業のセミナーハウス。彼らを出迎えたのは三条祐子(大地真央)で、「愛の巡礼」を配給する会社の社員だった。来るプレミア公開に向けて、字幕翻訳作業を急ピッチで行っている最中だという。通された部屋で国木田と小宮山は、ベテラン翻訳家・磯村健の変死体を発見。パソコンに「The end」と打ち込まれているが、はたして遺書なのだろうか?

祐子は、納期の迫る字幕翻訳作業を止めたくないとの理由から、穏便に処理をしてほしいと国木田に懇願。しかし彼は「僕はもうあの頃の僕じゃない」と拒否。小宮山が2人の間に入り、作業の邪魔にならないように捜査を進めることを提案するのだった。いったい、国木田と祐子の関係性とは--。

その頃、矢沢英明(田口浩正)から、磯村の妻が遺体の引き取りを拒否しているとの連絡が。妻によると、磯村はギャンブルで高額の借金があり、しかもパソコンの操作もままならないとのこと。あのパソコンの遺書は、本人が打ったものではなく、自殺に見せかけるための偽装工作だったのか。その後、解剖の結果からも他殺の線が浮上した。