6日に放送された、女優綾瀬はるか(37)主演フジテレビ系連続ドラマ「元彼の遺言状」(月曜後午後9時)の第9話世帯視聴率が8・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)であることが7日、分かった。前回の8・7%より0・7ポイント、ダウンした。

初回から12・1%、10・3%、10・3%、9・0%、8・6%、7・9%、8・6%、8・7%だった。

個人視聴率は4・4%。前回の4・9%より0・5ポイントダウンした。

初回から7・2%、5・9%、5・8%、5・3%、4・9%、4・6%、4・7%、4・9%だった。

綾瀬が演じるのは、美しく勝ちにも金にも名誉にもこだわる優秀な弁護士・剣持麗子。大手弁護士事務所に勤めていたが、クライアントから訴えられそうになり減俸を命じられて「こんな事務所、辞めてやる」とたんかを切って休職。休職中にメールを送った元カレで森川製薬の御曹司・森川栄治の代理人・篠田敬太郎(大泉洋)から返事があった。巨額の財産を持っていた栄治は「僕の全財産は僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残して死んでいた。

巨額の遺産に心が動いた麗子は、栄治の別荘の管理人をしていた篠田を「私があなたを殺人犯にしてあげる」と“殺人犯”に仕立て上げ、共謀して遺産を山分けする計画を立てる。栄治を殺した犯人が判明後、麗子は小さな「暮らしの法律事務所」を引き継ぎ、篠田とバディとなる。2人は次々と殺人事件に遭遇し、法的視点で解決する。

だが、篠田は、6年前にある島で起きた殺人事件に巻き込まれ、殺人犯として警察から追われていることを麗子に告白した。以来、身分を偽って各地を転々としていたのだ。

原作は20年の「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した、新川帆立氏の同名小説。

第9話では、麗子は6年前に起きた「十ヶ浜強盗殺人事件」の容疑者となった篠田の無実を証明するため、漁村にあるリストランテ「プロメッサ」を訪れる。メニューボードを出そうとしていたスタッフの滝沢美月(成海璃子)が篠田に気づき、ひどく驚く。しかし篠田は、美月に見覚えがないという。

事件は6年前、実業家の小笠原仁美が主催したリストランテ「プロメッサ」のパーティーで起きた。小笠原が包丁で背中を刺されて死亡。凶器の包丁と中身を抜き取られた小笠原の財布には、篠田の指紋が残っていたという。篠田が小笠原から金を借りていたことや、殴りかからん勢いで口論していたことなどの目撃証言もあり、事件後に姿をくらました篠田に容疑がかかったのだ。

当時、篠田はミステリー作家になることを夢見ながら料理人として働いていた。ある日、知り合いから「プロメッサ」でパーティーがあるから手伝ってくれないかと誘われ助っ人として参加。その後、パーティーの準備で徹夜明けだった篠田は疲労から店の外で眠ってしまい、目を覚ましたら小笠原が死んでいたという。

そして、真相解明に奔走する麗子たちを前に、さらなる犠牲者が出てしまった。