13日に放送された、女優綾瀬はるか(37)主演フジテレビ系連続ドラマ「元彼の遺言状」(月曜後午後9時)の第10話世帯視聴率が8・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、速報値)であることが14日、分かった。

初回から12・1%、10・3%、10・3%、9・0%、8・6%、7・9%、8・6%、8・7%、8・0%だった。

第10話の個人視聴率は5・0%。初回から7・2%、5・9%、5・8%、5・3%、4・9%、4・6%、4・7%、4・9%、4・4%だった。

綾瀬が演じるのは、美しく勝ちにも金にも名誉にもこだわる優秀な弁護士・剣持麗子。大手弁護士事務所に勤めていたが、クライアントから訴えられそうになり減俸を命じられて「こんな事務所、辞めてやる」とたんかを切って休職。休職中にメールを送った元カレで森川製薬の御曹司・森川栄治の代理人・篠田敬太郎(大泉洋)から返事があった。巨額の財産を持っていた栄治は「僕の全財産は僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残して死んでいた。

巨額の遺産に心が動いた麗子は、栄治の別荘の管理人をしていた篠田を「私があなたを殺人犯にしてあげる」と“殺人犯”に仕立て上げ、共謀して遺産を山分けする計画を立てる。栄治を殺した犯人が判明後、麗子は小さな「暮らしの法律事務所」を引き継ぎ、篠田とバディとなる。2人は次々と殺人事件に遭遇し、法的視点で解決する。

だが、篠田は、6年前にある島で起きた殺人事件に巻き込まれ、殺人犯として警察から追われていることを麗子に告白した。以来、身分を偽って各地を転々としていたのだ。

原作は20年の「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した、新川帆立氏の同名小説。

第10話で、「十ヶ浜強盗殺人事件」の裁判員裁判が始まろうとしていた。麗子は、篠田の無実を証明して絶対に裁判に勝つと意気込んでいた。だが、弁護側の大切な証人となるはずだった診療所の医師・高瀬が突然亡くなってしまったため状況は不利だった。

対するのは主任検察官のエース三瀬義孝。三瀬たちは、証拠一覧に書ききれないほどの証拠品をそろえていた。証言台に立った篠田は無実を主張するが、検察側は、血痕が付着した凶器の包丁や、現金を抜き取られた被害者・小笠原(田山涼成)の財布など、篠田の指紋が検出された証拠品を提示。

証人尋問では、事件が起きたリストランテ「プロメッサ」オーナーの藤巻や出入りの酒店店主・瀬戸が、篠田と被害者が事件当日に口論していたことを証言する。そんな中「プロメッサ」従業員の美月(成海璃子)が証言台に立った。