上川隆也主演のテレビ朝日系ドラマ「遺留捜査」(木曜午後8時)の第7話が25日に放送され、平均世帯視聴率が8・2%(関東地区)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・6%だった。前週は世帯が8・6%、個人が4・8%だった。

遺留品にこめられた最後のメッセージに耳を傾け、被害者の思いと事件の真相に迫る糸村聡刑事(上川)の活躍を描いた人気シリーズの第7シーズン。テレ朝の看板ドラマ枠「木曜ミステリー」は今作の放送で終了となる。

第7話では…。

不動産会社を営む細野茂雄(渡辺裕之)が事務所で殺害されているのが見つかった。細野は最近、ある動画がSNSで拡散され炎上した話題の人物だった。実は、細野が暮らす高級住宅街に、罪を犯した少年少女が更生のために通う“児童自立支援センター”の建設計画が持ち上がっていたのだが、反対派の急先鋒(せんぽう)である細野は住民説明会で差別的な発言を口にし、批判を浴びていたのだ。

臨場した糸村は、細野の左手の爪だけが短く切られていることに気づく。また、着衣のポケットからは爪切りが見つかり、彼が爪切りを持ち歩いていたこと、そしてその爪切りが通常のものとは少々形状が異なることに疑問を抱く。

糸村たちは、被害者と対立していたセンター建設推進派のメンバーを捜査。建設会社の営業本部長・黒沢辰夫や、センターの設計を手がけた若き建築士・杉崎涼介(一ノ瀬颯)などに事情を聴くが、誰も爪切りのことはわからないと話す。そんな中、細野には非行少年たちを憎む、悲しい理由があった事実が浮上した。