宝塚歌劇団の星組トップ礼真琴主演の全国ツアーが1日、大阪・梅田芸術劇場でスタートした。星組にとって約3年ぶりの全国ツアー。礼は幕開きを終え「久しぶりに全国の皆さんへ、宝塚の魅力をお届けできる。稽古からワクワクしておりました」。コロナ禍で全国ツアー中止も余儀なくされてきたが、無事に劇団の準本拠地で初日を迎えられたことに感謝した。
残念ながらこの日は、人気娘役の有紗瞳が休演となり、礼は「全員でここ、大阪(初日)に立つことはかないませんでしたが、その(無念の)分、精いっぱい、つとめてまいりたい」と、有紗の思いも代弁。「このみなさまと一緒に過ごせる時間に感謝したい」とあいさつした。
芝居は「巌窟王」として知られる「ミュージカル モンテ・クリスト伯」。宝塚では、13年には宙組で凰稀かなめ主演でミュージカル化され、以来の再演。歌、ダンスに加えて、比類なき演技力も誇る礼は、愛と復讐(ふくしゅう)に揺れる男を好演した。
舞台は、19世紀初頭のフランス。若き航海士エドモン・ダンテスは、無実ながら孤島の監獄に収監されるも、脱獄。報復に出る。
かつての婚約者メルセデスはトップ娘役の舞空瞳、ダンテスの恋敵は瀬央ゆりあ、月組から異動してきた人気スター暁千星は脱獄後のダンテスを支える役どころで情感を込めて演じた。
「レビュー・エスパーニャ グラン カンタンテ!!」は、スペインの伝統的な祭りがテーマ。星組の前作本拠地作でのショーに、劇団有数のダンサー、暁が加わり、全国ツアーバージョンとして上演した。
フィナーレでは、組長の美稀千種が星組作初出演の暁を紹介。礼は「心身ともに元気に全国を回れることを願って、みなさまも一緒についてきてください」と誓った。
ツアーはこの日から4日までが大阪公演。大阪では4日間6公演の上演となる。その後、北海道、千葉、埼玉、石川、富山、神奈川と全国7カ所。最終の相模女子大学グリーンホールでは、6日間9公演を予定している。



