8日に放送された中島裕翔(29)が主演するフジテレビ系連続ドラマ「純愛ディソナンス」(木曜午後10時)の第9話の平均世帯視聴率が3・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と9日、分かった。

初回から4・8%、4・3%、4・4%、3・7%、3・8%、3・7%、3・6%、3・9%だった。

平均個人視聴率は1・9%だった。

初回から2・6%、2・4%、2・3%、2・1%、2・0%、1・9%、1・9%、2・1%だった。

中島は教師役に初挑戦、初共演となるヒロイン役の吉川愛(22)と、決して一線を越えてはいけない禁断の恋を描く。同ドラマはオリジナル作品。「愛は、純粋すぎると毒になる」がテーマ。

第1章では、中島演じる新任音楽教師・新田正樹が、吉川演じる女子生徒・和泉冴と絆を深めていくが、本心で向き合えないまま決別する。

第2章では大人のドロドロの人間関係が展開するストーリー。5年後に、2人はひょんなことから再会するが、中島には妻がいた。微妙で繊細な関係性が次第に周囲を巻き込み、やがてディソナンス(不協和音)を生み出し破滅へと向かう。

第9話で、正樹が講師として働く予定だったピアノ教室の壁に、何者かが正樹を中傷する落書きをした。冴は、慎太郎(高橋優斗)の靴に赤いスプレーが付着していることに気づき、彼を問い詰めた。そんな冴を、慎太郎を壊したのは冴だと非難する莉子(畑芽育)。慎太郎は自分がやったことのけりは自分でつけると冴たちに言い、住んでいるシェアハウスに立ち退きの話が出ていることを明かす。

正樹は、ピアノ教室の経営者・野水百合子(阿部朋子)に謝罪し、すべて弁償すると申し出る。正樹は心配してやってきた冴に、すぐに新しい仕事を探すから大丈夫だと言って安心させようとする。

一方、モノリスエステート社長の賢治(光石研)は、息子の北都(和田正人)から、行方不明になっている娘の愛菜美(比嘉愛未)がいまだに見つかっていないとの報告を受ける。「俺は、死ぬときに家族全員に囲まれて死にたいんだよ。お前と愛菜美、あと正樹」。賢治はそう北都に告げ、手を打つよう指示する。

正樹は、不動産関係の仕事を探すも、すでに賢治たちの手が回っており、断られてしまう。落書きの件も賢治たちの仕業だと疑った正樹は、モノリスエステートへ抗議に行くが、そこで北都からは、冴たちが住んでいるシェアハウスが立つ土地の権利書を手に入れたと告げられた。