演歌歌手市川由紀乃(46)が7日、東京・渋谷のLINE CUBE SHIBUYAで毎年恒例となっている秋のリサイタルを開催した。

公演タイトルは自身で考案した「ソノサキノユキノ」。93年に「おんなの祭り」でデビューして30周年を迎えているが「30年の集大成的なものや、これまでの過去を振り返るのではなく、前を向いて、ソノサキにあるゴールを目指して走り抜けたいから」と将来を見据えて名付けた。

演出にも自身の考えを取り入れた。冒頭では裃(かみしも)を着て正座で登場。「30年目を迎えることができました。これからも『ソノサキノユキノ』を温かく見守ってください」と口上を述べて約1500人のファンから大きな拍手を浴びた。

「歌の世界を目からも感じてほしい」との思いから「花魁(おいらん)コーナー」を準備。真っ赤な衣装でヒット曲「雪恋華」を歌い、男性と芝居をしながら踊った。

約2時間で18曲を披露して「ファンの皆さんに笑顔を届けたい。全身全霊で歌います」と誓っていたステージを終えた。

今年1月、今年の漢字として「喜」を挙げていたが、「ここまではその通りになっています。でも、自分だけが満足していてもいけないので、その喜びをお客さまやファンの皆さまに届けたい」と気を引き締めた。

31年目に向けた思いを聞くと、「歌謡曲を軸にしながらも、シャンソンやジャズ、アニソンなどに幅広くチャレンジしていきたいです」。常々、日本の演歌歌謡曲や和の文化を海外に広めることを「夢」と公言しているだけに、有言実行に向けて一層の飛躍を誓った。

【松本久】