女優唯月(ゆづき)ふうか(26)が22日、都内で、デビュー10周年記念の初コンサートを開催した。

13年1月にミュージカル「ピーターパン」で9代目ピーターパンとしてデビュー以来、ミュージカル女優として確実に階段を上ってきた。

コンサートは、ミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」の楽曲「This is me」でスタート。「英語の曲をこれまで披露したことがなかったので、1曲目に選びました。これが私ですと、意思表示を伝えたかった」。

おなじみのミュージカルメドレーのほか、昭和、平成、令和のヒット曲として「いい日旅立ち」や「時の流れに身をまかせ」「アイノカタチ」なども披露。そして「歌を好きになった原点の曲をどうしても入れたかった」として、JUDY AND MARYの「Over Drive」も歌い、アンコールも含め全20曲を熱唱した。

10周年を迎えたことに「あっという間ですね。ホリプロスカウトキャラバンを受けて、ミュージカル女優への道につながりました。あの時の私に、受けてよかったよと伝えたいです」。今回は初コンサートだが、ミュージカルの舞台とではやや勝手が違うという。「ミュージカルでは役になりきって歌っていますが、コンサートでは自分を出さないと。お客さまの反応も楽しみですが、マイクを持つ手が震えています」。

ミュージカル女優ももちろんだが、歌への強い思いも語る。「欲張りなんですよね。歌い手としても頑張りたいです。いつか、オリジナル曲も歌いたい。いろんな方面の自分を表現できたらと思います」。

11月にはミュージカル「東京ラブストーリー」で赤名リカ役を演じる。ドラマで有名になったあの名セリフもあるという。唯月は「歌なのかセリフなのかはわかりませんが。でも、殻をやぶりますよ」と意味深に笑っていた。