映画「耳をすませば」(平川雄一朗監督、10月14日公開)のジャパンプレミアイベントが28日、都内で行われ、W主演の清野菜名(27)、松坂桃李(33)ら出演者が登壇した。

20年3月に始まった撮影はコロナ禍でたびたび中断し、2年半かけて今年5月にクランクアップした。2年半を振り返った松坂は「2年半。本当にかかりました」としみじみ。「大河で言ったら2本分です。大河ドラマ2本分の思いがこの作品に詰まっている。期待していただいていいです」と自信をみせた。

作品は、95年公開の大ヒットアニメ映画に10年後の物語を加えたオリジナル。大好きなキャラクター、天沢聖司役を演じるとあって、「役をいただいた時はプレッシャーで押しつぶされそうだった」という。「ただ、10年後という設定を聞いた時に、10年後の月島雫と聖司を見られるんだという興味の方が大きかった。原作の聖司くんから幅を広げた一面が台本に描かれていて、そこをちゃんと表現できるように役作りをした」と話した。

ヒロイン月島雫役を演じた清野は、「無事にきょうを迎えられて本当にホッとしています」と笑顔。「原作をリスペクトした青春シーンもちりばめられているので、キュンキュンしながら見てください」と語った。

ほかに、内田理央(31)、安原琉那(15)、中川翼(16)、荒木飛羽(17)、住友沙来(15)、平川雄一朗監督(50)も登壇した。