NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜午前8時)でレストランオーナー房子役を演じた原田美枝子が30日、同局朝の情報番組「あさイチ」(午前8時15分~9時55分)のプレミアトークに生出演し、博多華丸らと最終回を迎えた「ちむどんどん」の朝ドラ受けをした。

原田は「みなさん、半年間ありがとうございました」とあいさつし番組がスタート。ヒロインを演じた黒島結菜がVTR出演し、最後の別れのシーンを振り返り、黒島を「シャイなんですよね。まっすぐだけどシャイで」と述べた。

演じた房子役について、名セリフシーンとともに振り返り、「(レストランの)フォンターナが大好きだった。そこに食べに行きたいぐらい、いいなと。暢子のすごくいい結婚式で、可愛くて琉装も似合っていたし、こんなお店あったら行きたいなと思った。そのお店のオーナーというのもなにか、うれしいですよね」と話した。

鈴木奈穂子アナウンサーから「かっこいいし、おしゃれだし、これまでやさしいお母さん役が多かったが」と聞かれ、「役どころでは家族を見守る母さんだったり、おばあちゃんだったり、自律した女の子がキリッとでてくる役どころが少ない作品で、うれしいですね。この年齢になって、いろんな事を言える、ちょっとしたことを本音でも言えるというのは、いいなと。伝えたい気持ちや伝えたい励ましの言葉を。やっぱりあるんですよ、若い人を見てて。こんなにいっぱいいっぱいになってかわいそうだなと、私もそうだったなとか、なんでこんなに頑張るんだろうとか。でも『頑張ってね、いいよ』と言ってくる人がいたら、ちょっと楽になる時もある。そういう立場になって、出来てよかった」と振り返った。博多華丸から「だいぶ寛大なオーナですよね。矢作の件とか」と振られると「そうですね。ああいうところの懐が深いところが。でもそういう情がなかったら、人って動かないじゃないですか。利害損得ばかりでね」と語った。

同ドラマは沖縄の料理に夢をかけた料理人を目指す沖縄生まれの主人公、比嘉暢子と、支えあうきょうだいを描いた物語。タイトルの「ちむどんどん」は、心がワクワクすることを意味する。ヒロインの父親を大森南朋、母親を仲間由紀恵、きょうだいを竜星涼、川口春奈、上白石萌歌が演じた。