歌舞伎俳優中村芝翫(57)、落語家春風亭小朝(67)が14日、国立劇場11月歌舞伎公演「歌舞伎&落語 コラボ忠臣蔵」(11月2日から)の取材会を都内で行った。
史上初ともいわれる歌舞伎と落語の同時上演について、発案者の小朝は「夢のような公演が実現した」と感激。舞台では、小朝が忠臣蔵にちなんだ落語「殿中でござる」「中村仲蔵」を披露した後、歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」五段目、六段目を披露する。
小朝は「最近忠臣蔵が扱われなくなってきた。四十七士が主君のためにあだを討つ、という忠義心に心を打たれる話だが、ある時からテロではないかと言われるようになって、なんとなく忠臣蔵を扱わなくなっている」と危機感を語り、歌舞伎とコラボすることで「全体を通して見た時に、忠臣蔵はこういうことなのかと分かりやすくなっていると思う」と語った。
芝翫は、約30年ぶりに早野勘平役を演じる。落語の存在について「大変近い場所にありながら距離があるような」とし、コラボについて「いちばん近い親戚にやっとめぐりあえた感覚。落語を題材にした歌舞伎の演目も多く、落語界からいろんなものを得なくてはいけない」と意気込みを語った。



