櫻坂46が9日、全国ツアーファイナルとなる東京ドーム2日目公演を開催し、キャプテン菅井友香(26)が卒業した。功労者のラストステージで、有観客では約3年ぶりとなる欅坂46時代の代表曲「不協和音」の封印が解かれた。
アンコールで、20年10月の欅坂46ラストライブ(無観客配信)以来、有観客ライブでは19年9月の東京ドーム以来約3年ぶりとなる「不協和音」のイントロが流れた。櫻坂46改名後初の同曲披露。観客は思わずどよめき、歓声を上げた。
センターに立った菅井が鬼気迫る表情で「僕は嫌だ!」と絶叫すると、火花が爆発した。客席で赤と緑のペンライトが大きく踊った。歌唱後、続く「砂塵」までの約40秒間、拍手が鳴り止まなかった。
前日8日の初日公演のアンコールでも「10月のプールに飛び込んだ」「ヒールの高さ」「青空が違う」「世界には愛しかない」と、欅坂46時代の楽曲をサプライズ披露した。キャプテンの卒業という節目にふさわしいグループの歴史を感じさせるセットリストで、2日間計8万人動員した観客を沸かせた。
ライブ序盤のパートはペンライトを完全消灯する演出で、クールに魅了した。中盤ではファンの近くまで移動して笑顔を振りまく楽曲も。緩急自在、剛柔使い分ける櫻坂46ならではのメリハリのきいた構成だった。
ダブルアンコールは菅井の卒業セレモニーを行った。ドレス姿でスピーチし、「お別れするのが寂しいです。楽しかったこと、苦しかったこと、全て抱き締めて先に行きたいです」と涙した。全メンバーから愛のあるメッセージを贈られ、抱き合って、泣きながら笑顔をはじけさせた。ラストは菅井が最後に参加する配信楽曲「その日まで」を全員で歌った。一夜限りのスペシャルステージを締めくくった。【横山慧】



