TBS系で大ヒットした連続ドラマ「ドラゴン桜」で秀才女子高生役を演じてから1年半。女優志田彩良(23)が、同局系連続ドラマ「君の花になる」(火曜午後10時)で、快活な銭湯の看板娘役を好演している。「明るい役をやってみたい」と話していた「ドラゴン桜」当時から1年半ぶりのインタビューで、成長と、新境地挑戦への思いを語った。【佐藤成】

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劇中、志田は、高橋文哉(21)演じる佐神弾に思いを寄せ、綱啓永(23)演じる古町有起哉から思いを寄せられる役柄。そして弾といい雰囲気をみせる主演の本田翼(30)演じる仲町あす花には、強烈な嫉妬心をみせる。バイクに乗るなどの「かっこいい女性像」もさることながら、恋愛に絡む役を演じたことはあまりないといい、新境地となっている。

「そういう役自体も初めてで、やる前は不安もあったんですけど、でも実際やってみたらすごく楽しくて、なかなか普段何かそういう機会もないというか、自分の人生で、そこまで誰かに意地悪してしまうほどの恋っていうのがなかったので、何かすごいちょっと楽しみながらというか、見てくださる方が、『なんだこの子』ってなったらいいなと思って、演じています」と充実感を口にした。

普段、嫉妬心が芽生えることはあるのか。「プライベートでは嫉妬心ってないと思うんですけど、でも仕事だと、やっぱり負けたくないとか結構思うタイプなので、その仕事の嫉妬心を恋愛に置き換えてやっています」と負けず嫌いな一面をのぞかせた。

自身は恋愛の際にどんなスタンスなのか。「私は全然積極的ではなくて、むしろ相手から来てもらうのを待つタイプです(笑い)」とやや照れながら語った。自分と正反対ともいえる役柄だが「結構恋愛作品とかみてきたからなんとなくこういう感じなのかなっていうのでやっていますね」。

好きなタイプを問うと「言葉遣いがきれいな方はすてきだなと思いますね。男女問わずですけど。自分自身もすごく言葉遣いも気をつけるようにしていて、あまり汚い言葉は使わないようにしようと思って。男性だと結構荒っぽい言葉を使う方もいらっしゃって、そういうのが好きな女の子もわりと多いなとも思うんですけど、私はどちらかというとすごく柔らかい感じの、きれいな言葉を使う方が好きです」と明かした。(つづく)

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