2009年に急死したキング・オブ・ポップこと歌手のマイケル・ジャクソンさんの生涯を描いた伝記映画「マイケル」に、おいのジャファー・ジャクソン(26)が主演することが明らかになった。メガホンを取るアントワーン・フークア監督がインスタグラムで明らかにしたもので、「ジャファーがマイケルに命を吹き込むのを見ることに、信じられないほど興奮してる」と述べ、その才能とカメラとの相性の良さを絶賛している。

米バラエティ誌によると、「マイケル」は50歳の若さでこの世を去ったマイケルさんを史上最高のエンターテイナーに導いた最も象徴的なパフォーマンスを含み、人生のあらゆる側面を描いた作品になるという。

マイケルさん役に抜てきされたジャファーは、マイケルさんの兄でジャクソン5のメンバーとしても活躍したジャーメイン・ジャクソンの次男で、新進気鋭の歌手でソングライターとして知られる。本人もマイケルさんをほうふつさせる衣装で踊る白黒のリハーサル風景の写真をツイッターに投稿し、「マイケルおじさんの物語に命を吹き込むことに恐縮すると共に光栄に思っています」と喜びのコメントをしている。世界中のファンの皆に向けて「すぐお会いしましょう」とツイートし、ファンを喜ばせた。

この発表を受けてネットでは、ジャファーの歌声がさっそく話題になり、「DNAが受け継がれている」「そっくり」とのコメントが多く寄せられている。ジャファーの祖母でマイケルさんの母キャサリンさんは、「ジャクソン家の遺産を受け継いでいるのを見るのはとても素晴らしい」と述べ、孫がマイケルさんを演じることを喜んでいる。(ロサンゼルス=千歳香奈子)