北村匠海(25)中川大志(24)が4日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで、ダブル主演映画「スクロール」(清水康彦監督)の公開記念舞台あいさつに出席、松岡茉優(27)古川琴音(26)とともにトークした。

若者たちが一歩踏み出す瞬間を描いた作品。内容にちなんで、踏み出したいことや始めたいことを聞かれると、北村は最近始めたというゴルフを挙げた。「今も頭の中が一色になって、ゴルフのことしか考えてない。子供の時、照明さんとかがスイングの練習してて『おじさんになったらこうなるのかな』と思ったけど、そうなっちゃった」と言うと、中川は「ちょうどいい棒があったら探し始めるからね」と共感した様子。

松岡に「2人とも子役のころからやってると、大人の俳優さんが集まった時、ゴルフの話か健康の話になったでしょう。そこに片足突っ込みはじめたんだね」と言われると、北村は「あ、人間ドックも行きたいです」と応じた。

中川は「換気扇のフィルターの掃除。ちょっと前に一瞬どうなってるか見たら、ちっちゃい小虫が死んでて…。どうにか踏み出します」と明かした。

松岡は、毎年挑戦しているレモンピール菓子作りを挙げ「毎年失敗しているんです。レモンの皮を薄くそいで砂糖菓子を作りたい。100個くらいやってると指先が酸でちょっと溶けるのでくじけてしまう。今年のレモンたちはおいしく仕上げたい」と話した。

古川は「ベースを買おうか迷っている。低音がいい曲を弾いてみたいんですが、買って飽きたらかわいそうだなと思ってる」と言い、北村に「楽器なんて手に取ってみればいいと思う」とアドバイスを受けると「明日、買っちゃおうかな~」と背中を押された様子だった。

演じた役について、会社の理不尽さの中でもがく「僕」を演じた北村は「役柄としては、見てくれる皆さんに一番近しい存在かなと思います。考えてることや感じてること、理不尽の中で生きている。自分とも近しいものがあると演じていました」と話した。テレビマンを演じた中川は「先輩に『何のために、何が楽しくてこの仕事やってんの?』と聞かれるシーンがあった。夢や目標が芽生えて、走り出した瞬間のことが忘れちゃうことってあったりすると思う」とした。