第2子を妊娠中の英王室のユージェニー王女(32)が、いとこのヘンリー王子夫妻に続いて英国を脱出して米国に移住する計画だと報じられた。ヘンリー王子とユージェニー王女は仲が良く、昨年2月には王子夫妻の元を訪ねて渡米もしている。英デイリーメール紙によると、妃は自分たち夫婦が暮らす米カリフォルニア州サンタバーバラ郊外の高級住宅地モンテシトの物件情報を王女に送ってるという。

報道によると、2歳の息子オーガスト君がいる王女は第2子を出産後に米国に移住する計画だというが、ヘンリー王子夫妻の暮らすモンテシートではなく、ウエストハリウッド周辺で賃貸し物件を捜しているという。まずは賃貸しで暮らし始めて、慣れてからゆっくり物件購入を考える計画だという。

王女の夫ジャック・ブルックスバンク氏は、ポルトガルで仕事をしていることから、一家は英国との間を行き来して暮らしており、英国ではヘンリー王子夫妻が所有するウィンザー城領地内のフロッグモアコテージで暮らしている。王女は2013年から2年間米ニューヨークで暮らし、仕事をしていた経験があることから米国での暮らしにも慣れているという。また、ブルックスバンク氏が務める不動産会社の主要な物件は米国中に点在しているため、仕事面の移行にも大きな問題はないと伝えている。

国王の弟アンドリュー王子の次女であるユージェニー王女の王位継承順位は、父と姉のベアトリス王女、そして姉の子どもに続く11位。しかし、エリザベス女王の死去に伴って即位したチャールズ国王は、王室のスリム化を図るためアンドリュー王子の娘たちから「王女」の称号を剥奪する考えがあることが伝えられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)