俳優竜星涼(29)が主演するフジテレビ系連続ドラマ「スタンドUPスタート」(水曜午後10時)の第5話が15日に放送され、平均世帯視聴率が3・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが16日、分かった。第1話から4・1%、3・8%、3・7%、3・2%だった。

平均個人視聴率は1・9%。第1話から2・3%、2・1%、2・1%、1・9%だった。

同局系連ドラ初主演の竜星は、投資会社「サンシャインファンド」の社長・三星大陽を演じる。自称“人間投資家”として、仕事での失敗や挫折をしてしまった人、将来の夢を諦めてしまった人、過去の栄光にすがる中年や前科者、就業経験のない主婦など、さまざまな事情を抱えた“訳アリ人材”へ投資する主人公を描くビジネスストーリー。

原作は「ドロ刑」の福田秀が描く「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で現在も連載中の同名大人気コミック。竜星をはじめ小泉孝太郎、THE RAMPAGE吉野北人、小手伸也、乃木坂46山下美月、水沢林太郎、雨宮天、塚地武雅、安達祐実、戸次重幸、鈴木浩介、高橋克実、反町隆史らが出演する。

第5話で、大陽は、三ツ星重工をリストラされた元社員・武藤浩(塚地武雅)がスタートアップするための準備を手伝っていた。武藤は、三ツ星重工の造船所事業の現場責任者だったが、造船所閉鎖の決定に最後まで反対運動を続け、大陽の兄である三ツ星重工社長・大海(小泉孝太郎)によってリストラされた男だった。事業計画書の作成を任されていた林田利光(小手伸也)は、楽しそうに何やら作業を続けている大陽と武藤が気になって仕方がない。

一方、三ツ星重工を退任した元常務の山口浩二(高橋克実)は、現場の最前線で活躍してきた人物だが、航空部門の不適切な会計処理が明るみになり、その責任を取る形で退任させられていた。また山口の部下であった加賀谷剛(鈴木浩介)はCHO<最高人事責任者>に就任したものの、山口の退任を気に病み、後を追うようにして会社を去っていった。

それを知った山口は、加賀谷に会いに行き「もう一度一緒に仕事をしないか」と誘う。2人のやりとりを見ていた大陽は、いきなり「俺たちと一緒にスタートアップしよう!」と切り出し、武藤と一緒に進めてきた計画に誘おうとする。