東映は14日、手塚治(てづか・おさむ)社長が亡くなったと発表した。62歳だった。

手塚社長の死を受けて同日、社長を兼任することが発表された、多田憲之会長兼社長(73)がコメントを発表した。

「突然の訃報に、皆が言葉を失い動揺の最中におります。昨年7月に大組織改革を果たし、そして昨年のラインナップ発表会で宣言した『創業以来最高の成績を出す』を実現した矢先でした。彼は東映株式会社の更なる成長を誰よりも熱望し、社員を牽引してきておりました。今こそ東映グループ社員がより一層力を合わせ、成長に勇往邁進する時です。これまでの皆様のご厚情に感謝申し上げるとともに、今後とも東映株式会社のへのご助力とご協力をよろしくお願い申し上げます」

手塚社長は、20年6月に社長に就任も、翌21年に病気療養の必要が生じたことから、同年6月16日の取締役会で当時、相談役だった多田氏が同日から代表取締役会長に就任。手塚社長は、多田会長のサポートのもと、その後、業務に復帰した。

東映は22年に、年間興行収入325億6366万570円と史上最高を記録した。そのことを受けて、手塚社長は1月31日に都内で行われた日本映画製作者連盟(映連)新年発表会で「今後も魅力ある作品を発表する」と意欲を見せたばかりだった。