女優菜々緒(34)主演のフジテレビ系連続ドラマ「忍者に結婚は難しい」(木曜午後10時)の第9話が2日に放送され、平均世帯視聴率が4・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが3日、分かった。初回から7・0%、5・8%、6・2%、6・0%、5・9%、5・0%、5・1%、5・6%だった。

平均個人視聴率は2・7%。初回から4・3%、3・3%、3・4%、3・5%、3・3%、2・8%、2・9%、3・2%だった。

主演の菜々緒が演じる草刈蛍は「超実力主義」の甲賀忍者。一方、劇団EXILEの俳優鈴木伸之(30)が演じる夫の草刈悟郎は「超保守主義」の伊賀忍者。現在でも敵対し、ライバル忍者の末裔(まつえい)でもある2人が、お互いの正体を知らず結婚。しかし、ラブラブだったのは最初だけ。お互いの正体がバレないように秘密を抱えながら送る生活の中で起こる夫婦バトル、隠密行動に暗殺事件! 2人は家庭を取るか、一族の伝統を貫くのか。究極の選択はやがて、日本を揺るがす事件に発展する。

同作は「ルパンの娘」シリーズなどでユーモアミステリーの旗手として知られる横関大の最新作「忍者に結婚は難しい」(講談社)が原作の忍者ラブコメディードラマ。

第9話で甲賀忍者の蛍は、殺害された赤巻議員と音無祐樹(勝地涼)の間に、薬物を通じて接点があった証拠をつかむ。議員を殺害した真犯人は音無ではないかと疑い、伊賀の本部に向かっていた夫の悟郎に知らせる蛍。だが蛍のもとへ向かおうとした悟郎は、何者かに襲われて拘束されてしまう。

目を覚ました悟郎の前に立っていたのは音無たち、伊賀忍者だった。音無は、蛍から何を聞いたのか、と悟郎を問い詰めた。そこで悟郎は、音無とふたりだけで話がしたいと頼む。

一方、蛍は、悟郎の身を案じ、伊賀の本部・Hattoriビルを訪れる。だがそこで、伊賀忍者たちの襲撃に遭い、逃走を余儀なくされる。そんな蛍の危機を救ったのは、意外な人物だった。

音無とふたりだけになった悟郎は、議員を殺したのはお前なんじゃないか、と切り出す。