侍ジャパン戦士の妻も歓喜の輪に-。元乃木坂46の衛藤美彩(30)が、夫の源田壮亮内野手(30)の勇姿を現地で見届けた。試合後、日刊スポーツにコメントを寄せ、右手小指を骨折しながら世界一まで戦い抜いた夫への思いや、チームやファンへの感謝を伝えた。芸能界からも、祝福や歓喜の声が次々と上がった。

決勝戦の余韻が残る米マイアミの22日未明。衛藤は、10日の1次ラウンド韓国戦で負傷した夫との会話を明かしながら、大会を振り返った。

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侍ジャパン、14年ぶりのWBC優勝おめでとうございます!

「絶対にショートで出て必ず世界一になる」

韓国戦で骨折をした夜、夫はそう強く断言しました。ここまで強い言葉で言い切る姿を初めて見て、応援する以外の選択肢はありませんでした。

どんなコンディションであろうと、今自分ができる事だけに集中し、いつも通り丁寧に取り組むことには変わりはないよ。毎日、そう夫に伝えていました。

トレーナーの方々に毎日治療をしていただき、多くの方々にサポートして頂き、そして何より日本中の野球ファンの皆さまの声援が、夫の心を突き動かしてきたのだと感じています。

最後まで諦めずに、選手、スタッフの皆さま全員でつかんだ世界一。あらためて本当におめでとうございます。感動をありがとうございました! 本当に、お疲れさまでした!

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米国との激闘で、右手小指にテーピングしながら出場する夫を、衛藤は祈るような表情で見守った。テレビ局関係者によると、終盤には涙ぐむ様子もあったという。試合後は、高橋奎二投手(25=ヤクルト)を夫に持つ元AKB48の板野友美(31)ら侍ジャパン戦士の妻たちと喜びを分かち合い、選手たちの待つグラウンドへと降りた。

日本で行われた1次ラウンド初戦の中国戦から観戦する様子をSNSで明かしていた衛藤。ローンデポパークのグラウンドに戦いを終えた選手や関係者が入り乱れる中、首に世界一の金メダルを掛けた源田とスマートフォンでツーショットを撮影し、笑顔を見せた。小指にテーピングが巻かれた源田の右手は、衛藤の右肩に置かれていた。

◆衛藤美彩(えとう・みさ)1993年(平5)1月4日、大分県生まれ。11年8月、乃木坂46の1期生オーディション合格。「みさみさ」「みさ先輩」などの愛称で親しまれ人気メンバーに。19年3月に卒業。同年10月、同郷で同学年の源田と結婚。昨年1月に第一子男児を出産。ファッション誌「美人百花」レギュラーモデル。163センチ。血液型AB。