北野武監督(76)が13日、公式サイトにコメントを寄せ、6年ぶりの新作映画「首」がカンヌ映画祭で21年に設立された部門「カンヌ・プレミア」に日本人監督の作品として初めて出品されることを喜んだ。
北野監督は「カンヌ映画祭から『首』がカンヌ・プレミアに出品されると連絡がありました」と報告し「カンヌには数回行ってますが、熱狂的な歓迎を受けるのでうれしいです。またフランスのファンに会えるのが楽しみです」と記した。
「首」は北野監督が19年に出版した初の歴史長編小説を映画化。羽柴秀吉と千利休に雇われ、謀反人と逃げ延びた敵を捜す旅をしていた曾呂利新左衛門が、織田信長に反旗を翻し逃走する荒木村重を捕らえ、身柄を千利休に託す。信長、秀吉、明智光秀、徳川家康を巻き込んだ首を巡る戦国時代、具体的には本能寺の変をテーマに書き下ろした。
北野監督は、93年に「ソナチネ」が、ある視点部門、99年の「菊次郎の夏」と10年の「アウトレイジ」がコンペティション部門に出品されるなど、カンヌ映画祭とも縁が深い。
「カンヌ・プレミア」は世界史、民族、風土、生活習慣、信仰など現代社会を取り巻くテーマを描いた作品が選出される。



