女優奈緒(28)が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「あなたがしてくれなくても」(木曜午後10時)の第4話が4日に放送され、平均世帯視聴率が5・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが8日、分かった。第1話から5・8%、4・9%、5・0%だった。平均個人視聴率は2・7%。第1話から3・1%、2・6%、2・7%だった。

同局連ドラ初主演の奈緒は、32歳で平凡なOLの主人公・吉野みちを演じる。永山瑛太演じる夫・陽一とは結婚5年目でセックスレス歴2年の夫婦。岩田剛典は奈緒の上司・新名誠役で、田中みな実は岩田の妻でキャリアウーマンの新名楓役。夫婦のセックスレスをテーマに、30代男女のタブーに切り込んだ禁断の恋愛ドラマ。一見幸せそうな2組の夫婦が複雑にもつれ合っていく。

第3話でみちと誠は車の中で唇を重ねてしまう。お互いへの思いが強まる中、社員研修旅行の日程も迫っていた。一方その頃、みちの夫、陽一は三島結衣花(さとうほなみ)と体を重ねていた。

第4話はその翌日、みちは熱で寝込んでしまう。陽一はカフェへ向かうが、みちへの後ろめたさもあり、看病のために家へと引き返した。誠もまた、みちを心配して彼女の元へとタクシーを走らせた。そして、みちの寝室の扉を開けたのは…。

その夜、楓は「水族館に行ったの?」と誠に尋ねる。カーナビに水族館の履歴が残っていたのだ。誠は「仕事が大変で急にサボりたくなった」と答えるが、結婚記念日の一件が尾を引いていることを楓は察し、2人の間に重苦しい空気が流れる。

翌朝、病み上がりのみちに陽一は「駅までバイクで送る」と誘う。しかし、みちは「髪が崩れるから」と断り徒歩で駅へ向かった。陽一のみちへの罪悪感は消えること無く、三島と2人きりになった瞬間「先日のことはなかったことにしてほしい」と頼み込む。

そして迎えた社員研修旅行の日。バスに乗り込んだみちは窓際の席に誠の姿を見つける。

原作はハルノ晴氏による同名コミック。制作陣には、社会現象を巻き起こした14年の同局系連ドラ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」で演出を務めた西谷弘氏をはじめ、当時の制作スタッフが再集結した。