6日に行われるチャールズ英国王の戴冠式を前に、妹のアン王女が「王室のスリム化」に反対の立場を示した。

カナダの国営放送CBCのインタビューに応じた王女は1日、国王が進める王室スリム化について「私が今いる立場から、それは良い考えだとは思わない」と述べた。

国王が王室のスリム化を検討しているとのうわさについて問われた王女は、「(現在よりも)人数が何人か多かった時代に提案されたもので、現状では良い案だとは言えない。私たちは他に何ができるのか分からないと、言わざるを得ない」とコメント。女王とフィリップ殿下が亡くなり、おいのヘンリー王子と弟アンドルー王子が公務から退き、君主をサポートする責任を負う王室メンバーが大幅に少なくなっている中、人手不足という課題に直面しているとの認識を示した。

アン王女は最も勤勉な王室メンバーの一人として知られ、昨年は214件の公務をこなしている。一方で、これまでメディアの取材に応じて君主制の目的と将来について語る機会はほとんどなく、貴重なインタビューでは昨年9月に死去した母エリザベス女王が長期にわたって女王でいられたことは幸運だったと述べる一方、国王に即位した兄にとっては「待ち望んでいたものであり、(君主制の継続について)考えるのに多くの時間を費やしていると思う」とも話した。また、王室の機能は国王の下でも大きく変わることはないだろうとの考えも示した。

王女は戴冠式後にウェストミンスター寺院からバッキンガム宮殿へ向かうパレードでは、チャールズ国王とカミラ王妃が乗る金の馬車「ゴールド・ステート・コーチ」の後ろを馬に乗って行進し、6000人の軍人を率いる大役を担うことになっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)