お笑いコンビ、キングコングの西野亮廣(42)が16日までに音声プラットフォーム「voicy」およびインスタグラムを更新。徳島県徳島市の阿波おどりの観覧席料金をめぐる話題を受け、私見を述べた。

ビジネス書も数多く出版している西野は、今夏開催される阿波おどりの有料演舞場に過去最高額となる1席1万5000円の特別観覧席が100席限定で用意されることが話題になっていることに言及。「『阿波踊り』は世界中から100万人を動員するイベントで、今回は、そのVIP席です。しかも限定100席。これが1万5000円というのは、安すぎるにも程がある」と語った。

また、この価格設定に対して地元民から「高すぎる」と反対の声があがっているとする報道にも意見を述べた。「海外から来る人からすると、ちゃんと設計されたVIP席なら10万円でも買いますよ。この間、ニューヨークで『シックス』ってミュージカル観ましたが、一番良い席で10万円とかだった」とした上で、「VIP席でまとまった売り上げを作れたら、ほかを安くできるじゃないですか? 万年赤字体質で万年誰かを泣かし続けてきた流れに終止符を打てるわけじゃないですか?『全員VIP席を買え』なんて誰も言ってないですよ。買いたい人に買っていただいて、そのお金が、いろんなところにまわって、いろんな人を助けるんだから、それが一番いいじゃない?」と異論を唱えた。

続けて経営者の視点から、「自分が買わない商品(VIP向けに出された商品)に対して『高い!』と言っちゃう結果、『本当はVIP席は5万円にしたいけど、批判されるから1万5000円にしよう』という判断になってしまう。そして、誰も救われない」と指摘。「この国は、こんなバカなことをいつまでやるつもりだ?」と嘆いた。