3月18日に「メッケル憩室がん」と診断されたと公表し、4月15日には再入院を発表し、治療中のシンガー・ソングライターのKAN(60)が、24日までにツイッターを更新。6週間ぶりに退院し、自宅に戻ったと報告した。

KANは24日「何が終息したというわけではありませんが6週間ぶりに解放された」と、現在も闘病中であることを示唆した。その上で「その足でまず向かったのは『23歳』の歌詞に書いた銀座並木通りのイタリアンのカメリエーレのアルバイト時代から思えばかれこれ38年も私の髪を切ってくれて『TOKYOKMAN』の歌詞にも登場する小山さんのサロン」と、ツイッターで散髪に行ったと報告。20年11月にリリースしたアルバム「23歳」に収録した、同名楽曲の歌詞を紹介した。

さらにツイッターに、左半分の髪を切ってヒゲを剃った一方で、顔の右半分はそのままの状態にした、バストアップの写真を投稿。「6週間も剃らずに我慢してみた右半分の髭ありきでのアシンメトリィなスタイリング。右半分・左半分を交互に隠しながら見比べて、なんだかすごく楽しいなぁ、と思っていただけたなら、このスタイリングに粋な呼び名をつけてください。御自身で納得のいった方に70mental point。明朝まで。」とファンに呼びかけた。

当該ツイートには「#退院おめでとう」との祝福の声や「またYahooニュースに載っちゃうYO!ヘアー」などの声が寄せられた。

KANは3月18日、公式サイトでは「洒落にならない御報告」と題した文書を発表。「突然ですが、どうにも洒落にならない御報告です。『がん』が見つかりました」と報告。続けて「昨年秋に発症した腹痛が数週間継続したので病院に行き、検査を繰り返すうちにだんだん深刻な雰囲気になり、大きな病院に移って、更に多様な検査の後、組織摘出手術を行い、病理検査の結果、『メッケル憩室癌』と診断されました」と経緯を説明した。

その上で今後について「治療最優先」とし、4月からのツアーを中止を発表。「演奏活動は当面休止ではありますが、今後ともよろしくおつきあいいただければ幸いです。私KANの音楽活動を応援してくださる皆さまには、どうか、心配ではなく、どうぞ、楽観していただければと思います。皆さまに楽観していただけることが、きっと大きなエネルギーになる、そんな気がしています この件をサラッと洒落にしながら演奏する日を常にイメージします では、股。」とつづっていた。

4月15日にはツイッターで「3月中旬以降、在宅を基本に時々通院しながらの療養を続けていましたが、治療のために再度入院することになり、本日深夜の【KANのロックボンソワ】の出演をお休みさせていただきます」と、同日のSTVラジオ「KANのロックボンソワ」(土曜深夜0時)は当面、出演を見送り、代打パーソナリティーを同局の内山佳子アナウンサー(52)が務めると発表していた。