米映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」(アーロン・ホーヴァス、マイケル・ジェレニック監督)が、日本での洋画アニメ映画史上最速で興行収入(興収)100億円を突破した。日本国内配給の東宝東和が29日、発表した。公開26~28日の3日間で興収6億3210万1690円を記録。その結果、4月28日の初日からの公開31日での興収が、100億5785万8799円に達した。

日本国内では、公開初週の金曜日からの3日間に、興収18億4278万3160円を記録。5~7日の3日間では、24億7333万4910円とハイペースで興収を積み重ね、同日までの10日間で興収65億3873万20円を記録。今年公開の映画で最速となる、公開わずか10日間で興収60億円を突破していた。興収137億円を記録した22年のトム・クルーズ主演映画「トップガン マーヴェリック」が、60億円を突破するのに31日間を要しており、3倍速いスピード突破となっていた。21日までの24日間で興収91億4035万6590円を記録していた。

全米では、映画の興行成績の集積、分析サイト「Box Office Mojo」調べで、週末3日の興収は833万ドル(約11億7000万円)で、累計興収は5億6094万1975ドル(約789億円)。北米を除く海外での累計興収は、7億1782万5000ドル(約1001億円)と興収1000億円を突破。全世界での興収は12億7876万6975ドル(約1799億円)を記録した。

22日に発表された、公開7週目の時点での全世界興収の累計は12億4915万8920ドル(約1729億円)で、18年の「インクレディブル・ファミリー」(12億4322万5667ドル)を抜いて、アニメ映画の全世界興行成績で歴代3位に浮上していた。アニメ映画の全世界興行成績1位は、19年の「アナと雪の女王2」で14億5000万ドル、2位は13年の「アナと雪の女王」の12億9000万ドルで、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は「アナ雪」に、さらに肉薄している。