お笑い芸人の、とにかく明るい安村(41)が2日(日本時間3日)英国の人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」の準決勝に出場したが、決勝進出を逃した。

安村は、ビジョンに「TONIKAKU」と映ったステージに、英国の国旗ユニオンジャック柄のガウンを着て登場。ガウンを脱ぎ捨てると「British Naked Pose」と叫び、英国の習慣である、アフタヌーンティーを、全裸で行っているかのように見える新ネタを披露。持ちネタ「安心して下さい、はいてますよ!」の英語版「Don’t worry,I’m wearing」を口にして胸を張った。次に、銃を手にバッキンガム宮殿周辺を守る近衛兵、さらに英国の国技クリケットと、次々と英国にちなんだネタを披露した。

さらに、ザ・ビートルズが「アビイ・ロード」スタジオ付近の横断歩道を歩く姿を撮った写真を使った、有名な「アビイ・ロード」のジャケットを再現したネタ、ピットインしたF1レーサーが全裸で走行しているように見えるネタなど、英国と欧州を意識したネタを繰り出し続けた。会場は大受けで、涙を流して笑う観客もいた。

安村は結果発表時には、壇上で両手で胸を押さえて決勝進出を祈ったが、名前を呼ばれたのは少年マジシャンのキリアン・オコーナーと女性ダンサーのリリアナ・クリフトンだった。安村は、先にオコーナーの決勝進出が決まった際は拍手でたたえたが、クリフトンの名が呼ばれて敗退が決まると、抗議をするように両手を広げ、壇上を走り回った。悲願達成はならなかった。

安村も、自身のインスタグラムのストーリーズに、ユニオンジャック柄のガウンを着てステージに立った写真を投稿し「BGT 準決勝敗退!」と敗退を報告した。