アニメ「SLAM DUNK」のオープニング曲「君が好きだと叫びたい」などで知られるロックバンドBAADのドラム、新井康徳さんが5月22日に亡くなったことが公式サイトで発表された。

公式サイトは12日、「BAAD新井康徳が、かねてより病気療養中のところ、2023年5月22日に永眠いたしました」と報告した。

同バンドは5月18日に大阪のライブハウスで行われたイベントに、ボーカルの山田恭二とギターの大田紳一郎がスペシャルゲストとして出演。約30年ぶりとなる“再会”イベントに、新井さんも参加を強く希望し、治療に専念していたという。「弊社としましてもその想いに応えるべく、“再会”を信じて参りましたが、突然の訃報にメンバー・スタッフ一同、未だ現実を受け止めきれない状況にございます」とした。新井さんは同バンドのイベント出演が決定した際、公式サイトに「あの頃の気持ちを忘れないで持ち続けていてよかった。また、みんなに会えることに感謝」とコメントを寄せていた。

同バンドは1993年にシングル「どんな時でもHold Me Tight」でデビュー。94年発売の3枚目シングル「君が好きだと叫びたい」が累計売り上げ37・6万枚(オリコン調べ)を記録するなどヒットし、当時の“ビーイングブーム”の一翼を担ったが、99年に解散した。