東山紀之が主演するテレビ朝日系ドラマ「刑事7人 Season9」(水曜午後9時)の第4話が28日に放送され、平均世帯視聴率が9・4%(関東地区)だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・3%だった。

前回の世帯は9・8%、個人は5・5%だった。

15年にスタートした人気刑事ドラマの第9弾。東山演じる警視庁刑事部新専従捜査班の天樹悠を中心に、シリーズ最高難度の事件に挑む7人の刑事たちと、その人間模様を描く。

◆第4話のあらすじ

天樹悠(東山紀之)は、同期である鑑識のエース・岡崎周平(藤本隆宏)に事件現場の証拠を捏造(ねつぞう)、改ざんしているのではと詰め寄る。岡崎は天樹を「生ぬるい正義」と非難するも、事実を認めない。しかし、暴露チャンネルポリス浄化ぁの首謀者を追う警視庁の監察官・正木哲也(山田純大)と部下の焼津大地(泉澤祐希)は、殺された元警官の下松と同様に、10年前の夫婦殺害事件の捜査に岡崎も関わっていたことが気がかりで--。

やがて、弁護士の末永晃(朝倉伸二)が、何者かに殺害される。天樹、海老沢芳樹(田辺誠一)、青山新(塚本高史)、坂下路敏(小瀧望)は事件現場に臨場するが、財布とスマホが見当たらないことから、強盗である可能性を示唆。天樹は単身、末永の自宅に向かうが、そこには、「国立レモネード毒殺事件、容疑者逮捕」の見出しが書かれた8年前の新聞があった。7人も殺害され、多数の重傷者を出した青酸カリによる毒殺事件だが、逮捕され死刑を言い渡された福地陽子(須藤理彩)は犯行を否定したまま獄中で死亡。その最後の弁護人が末永だったのだ。彼は8年前の事件を再び掘り起こそうとしたために殺されたのか? そして天樹は、陽子の犯行を決定付ける証拠を見つけたのが岡崎だったと知り…。