女優屋敷紘子(45)が、7月7日公開の映画「先生!口裂け女です!」(ナカモトユウ監督)で口裂け女を演じている。1970年代後半に都市伝説で「私、きれい?」と言いながらマスクを取ると大きく裂けた口の女の出現が、深夜ラジオなどで話題を呼んだ。アクション女優としても活躍する屋敷に聞いてみた。

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「口裂け女って、どうしても昔のイメージがあるので、これを今の時代に映画にするのかと思いました。でも、ナカモト監督の作品は拝見していたので、これは昔とは違う感じで“料理”していくんだろうなって思ってました。過去にはコメディー寄りのカンフー映画も撮っていたりしてるのでね。あと清野菜名ちゃん主演で『死霊軍団 怒りのDIY』っていう映画も撮っています。どっちにもアクションがあるし、ホラーも好きっていうのも知っていたので、ナカモト監督が描く口裂け女だったら、今までのものとは違うんだろうなっていうのは、お話をいただいた時点でうすうす感じていました」

メインキャストの口裂け女を演じるが、主役は昨年Netflix「First Love 初恋」でブレークした木戸大聖(26)。ちょっと気の弱い、優しいヤンキー高校生を演じる。

「最初から主役じゃないと。もちろん、大分重要な役どころなのは分かっていました。ただ、やっぱり木戸さんが出るっていうのをうかがっていたので、これは裏番長的な、裏主役的な役なんだろうなというのは感じました。せりふも、ほとんどないです」

ナカモト監督の演出をスムーズに受け入れることが出来た。

「やりたいものとか、入れたい要素がはっきりしているので、リハーサルをできた時点で、大分つかんだ感じがありました。現場では本当にスムーズにやれたと思います。最後の方でちょっとメイキング映像みたいなのがあるんですが、怖い映画の割にはちゃんと撮ってるんだなって思います。ちょっとジャッキー・チェンの映画をほうふつさせる感じで」

木戸演じる主人公はタケシは、バイク泥棒をする高校生。

「ナイス青年すぎてね(笑い)。ナイス青年のくせして、弱っちいのに威張るわ、窃盗はするわ、というね。アンバランスな感じがティーンエージャーですよね。木戸さん自身は26歳なんですけど、いまだに高校生ができるという“問題”ですね。整合性が、ちょっとすごい。木戸さん自身にピュアなオーラがあふれていて、学ランが普通に着れていました」

ヒロインのアヤカを演じるのはテレビ朝日系「仮面ライダーエグゼイド」などの黒埼レイナ(24)。

「ナカモト監督が仮面ライダーの大ファンなのもありますし、やっぱりあんなにかわいい感じなのに、めちゃくちゃヤンキーの金髪が似合っていました。ビジュアルのカラーの選び方がすごかったなと思いますね。とっても説得力あって、そのうえかわいくて」

バイク盗みの天才・F1役は上野凱(24)。

「かっこいいですね。あと、やっぱり芝居がすごい熱いのとバランスがすごい。木戸さん、黒崎さん、上野さんが、会話をしながら芝居のシーンを作っていたので、私はとても入るのが楽だった」

主人公タケシのお姉さんを演じるのは元グラビアアイドルの里々佳(28)。

「すごい美しい方で、本当はアクションもある予定だったらしいんですけどね。里々佳さん自身もアクションをやりたいみたいですね。サバサバした本当に気持ちの良い方でしたね」

モデル出身の和田雅成(31)が癖のある教師を演じる。

「和田さん最高でしたね。さすが、実力者。こういう役は、イメージがと腰砕けくだけになりがちなんですが、全く平気な感じで、もうゴリ押しでやってましたね。本当イケるレベルの芝居の振り幅でしたね」

(続く)

◆屋敷紘子(やしき・ひろこ)1978年(昭53)1月17日、大阪生まれ。高校卒業後、96年から英国ロンドンに留学して、語学学校、演劇学校に通う。99年帰国。02年映画「自殺サークル」。15年映画「リアル鬼ごっこ」。17年短編映画「予定は未定」主演。170センチ。