女優若村麻由美(56)主演のフジテレビ系連続ドラマ「この素晴らしき世界」(木曜午後10時)の第4話が10日に放送され、平均世帯視聴率が3・1%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から5・4%、4・0%、4・3%だった。平均個人視聴率は1・6%で、第1話から3・0%、2・1%、2・6%だった。

今作は、平凡な生活を送る“主婦”浜岡妙子が、ひょんなことから芸能界で活躍する“大女優”若菜絹代になりすましながら二重生活をする“なりすましコメディー”で、完全オリジナル脚本となる。若村が普段はパートとして働く主婦と大物女優という正反対な役柄を同時進行で演じる。若村の他には、木村佳乃、沢村一樹、マキタスポーツらも出演する。

当初は鈴木京香(55)が主演予定だったが、5月9日の撮影初日に体調不良を訴え降板。同18日は、若村の代役主演が同局から発表されていた。

▼第4話あらすじ

絹代になりすます妙子は、番組で共演したアイドル、七瀬ほのか(足川結珠)の体調異変に気づき窮地を救う。だが、その時、大勢の前でかつて介護の仕事をしていたと口走る。しかし、本物の若菜自身は介護の仕事などしたことがなく、妙子は室井セシル(円井わん)たちに叱られてしまった。

後日、七瀬の所属事務所スタッフ・中澤(坂田直貴)が「プロダクション曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」に礼を言いに来た。中澤は若菜が七瀬を救ったことをインスタグラムに上げても良いかと比嘉莉湖(木村佳乃)に尋ねる。莉湖は妙子のなりすましがバレることを危惧して断るが、七瀬を救ったのは若菜だと匂わせ投稿されてしまい、SNS上で若菜の名前がトレンド入りするほど盛り上がる。そんな時、西條隼人(時任勇気)は、中澤がかつてドラッグパーティーで死亡したタレントを出した事務所にいたことに気づいた。

自分の不注意でなりすましがバレてしまったらと申し訳なく思う妙子には、他にも懸念事項があった。妙子のスマホに届く「Mr.Summer Time」と名乗る人物からの謎のメッセージ。妙子は意を決して返信してみる。

そんな日々を送る妙子だったが、なりすましに使っている「ラビットマート」の駐車場で夏雄(沢村一樹)から忘れ物を受け取る様子を育田詩乃(平祐奈)に目撃されていた。