キャシー中島(71)が原案、夫の勝野洋(74)が主演を務める、勝野劇団第7回公演「太陽にほえたら…」(10月4日初日、俳優座劇場)製作発表が5日、都内で行われた。
「太陽にほえたら…」は、モデルだった勝野が1974年(昭49)に俳優デビューした日本テレビ系ドラマ「太陽にほえろ!」で演じた当たり役“テキサス刑事”こと三上順に憧れて刑事になった、勝野演じる藤堂平八郎が、刑事としてのキャリアの中で心に暗く影を落とす未解決事件「まなちゃん失踪事件」を中心に、時空と次元を超え登場人物達の人生が交錯していくヒューマンミステリー。勝野の次女勝野雅奈恵(41)が脚本・演出を担当し、長男洋輔(39)がテキサスを演じる。
中島は「今まで、こんなの作りたいねと食事、お茶を飲んで話していた。(公演)1回目は、私の青春ストーリー。去年、6回目が終わった時、雅奈恵が脚本を書きますので『テキサス役の三上順が生きていたら、どうなっているんだろう? 生きていて刑事やって年を取ったら、どんな感じだろう?』と話した」と製作の経緯を説明。一方で「舞台にしたら面白いと思ったら、脚本にしていたら全然違った。原案ではなく、ただの、おばさんだと思ってください」と、雅奈恵の脚本が想定とは違ったと明かした。
雅奈恵は「『原案はテキサス』と言われた時、来た~と…。もし殉職していなかったら、というむちゃ振りをいただきましたが(殉職シーンを見て)カウントしたら8発、撃たれている…これは殉職だなと。これは、どうしようと悩みに悩んで生み出した作品」と言い、笑みを浮かべた。具体的には「ドラマを見ましたが、テキサスは走っている体当たりな刑事。影響を受けた若者が刑事になって、ガムシャラに走ったら、どうなったか…というところをテーマにしました。撮影現場を舞台に現実と夢を行き来するストーリー」と説明。具体的には「藤堂平八郎は、リタイア寸前の刑事さん。テキサスを見たことによって、回りを平和にすることにガムシャラに走る」と語った。
勝野は「2人が相談している横でテキサス…あれ、やるの? やめてくれ、というのが第一印象」と企画を評した。その上で「反面、うれしい。24歳の頃に確かに戻ってくる。稽古3日目ですけど、自分を取り戻していく」と笑みを浮かべた。妻と娘が協同作業で自身の主演舞台を作り上げていることについては「7本目。脚本を書けたことにビックリ。現場で『勝野さん、ちゃんとやって!』と言われ、腹が立つやら、うれしいやら…。『雅奈恵、こうやりたい』と言ったら『こうやってください』と。1年で終わって欲しい、というのはある。腹が立つけど、面白いです」と雅奈恵を褒めつつ、演出は厳しいと本音を漏らした。



