女優若村麻由美(56)主演のフジテレビ系連続ドラマ「この素晴らしき世界」(木曜午後10時)の最終回(第9話)が14日に放送され、平均世帯視聴率が3・8%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から5・4%、4・0%、4・3%、3・1%、3・6%、3・7%、3・5%、3・5%だった。

平均個人視聴率は2・0%で、第1話から3・0%、2・1%、2・6%、1・6%、1・9%、2・0%、2・0%、2・0%だった。

今作は、平凡な生活を送る“主婦”浜岡妙子が、ひょんなことから芸能界で活躍する“大女優”若菜絹代になりすましながら二重生活をする“なりすましコメディー”で、完全オリジナル脚本となる。若村が普段はパートとして働く主婦と大物女優という正反対な役柄を同時進行で演じる。若村の他には、木村佳乃、沢村一樹、マキタスポーツらも出演する。

当初は鈴木京香(55)が主演予定だったが、5月9日の撮影初日に体調不良を訴え降板。同18日は、若村の代役主演が同局から発表されていた。

▼第9話あらすじ

妙子、比嘉莉湖(木村佳乃)、水田夏雄(沢村一樹)たちは沖野島紀明(吉田宗洋)が起こした犯罪を暴露することを決意。陽一(マキタスポーツ)やあきら(中川大輔)、育田詩乃(平祐奈)、蒼井蛍(永瀬莉子)、浅野俊徳(佐戸井けん太)らの協力も得て一致団結して計画を進めていた。絹代の不倫相手で、妙子に助言を送っていたMr.Summer timeこと刃月恭介(椎名桔平)も背中を押してくれている。さらに妙子たちは暴露サイトを運営するグリフ(久保山知洋)にも協力をあおぎ、次の日曜の24時から動画生配信を決行することに。

しかし、妙子たちの行動はグリフを通じて安原光顕(西村まさ彦)に筒抜けだった。沖野島の犯罪を隠蔽(いんぺい)した國東統次郎(堺正章)に事情を話した安原は、同じく裏事情を知るテレビ局専務、堂道(ふるごおり雅浩)に、日曜日の夕方に放送される同局のニュース情報番組のコーナーに絹代本人を出演させるよう頼む。そこで、現在世間に若菜として顔を出している人物が偽物だと告発させ、妙子たちの計画をつぶすことをもくろんでいた。

妙子たちと安原たちの思惑がぶつかり合う中、日曜日を迎える。テレビ局のスタジオでは安原や室井セシル(円井わん)たちが見守る中、若菜のコーナーが始まる。莉湖の家ではグリフが妙子たちに番組を見せまいと必死になる。