MBSラジオは25日、大阪市北区の同局で秋の改編会見を開き、故ジャニー喜多川前社長の性加害問題をめぐるジャニーズ事務所との向き合い方について言及した。

同局の中村理常務取締役は「公式に謝罪され、被害者の救済補償に言及され、再発防止に取り組むと発表された。ようやく第1歩を踏み出されたのかなと認識している。被害者救済、再発防止を注視して、今後の取引を考えていきたい」と話し、“メディアの沈黙”についても「我々も重く受け止めないといけない。くみ取れなかったことはメディアの一員として反省している」と述べた。

同局ラジオでは、「関西ジャニーズJr. Aぇ!groupのMBSヤングタウン」などでジャニーズ所属タレントが出演している。中村氏は「タレントの個々の能力やキャラクターを元に出演いただいてる。事務所によって起用したりしなかったりはないので、すぐに変更は考えていない。起用継続について、さまざまな意見があるのは承知している。しっかり見極めて適切に判断したい」と説明した。

また、3月に急性腸炎の手術を受け、年内療養を発表している谷村新司が「アリスのMBSヤングタウン」(金曜午後10時)を休演している。アリスの堀内孝雄と矢沢透は先日、「『ヤングタウン』も早く3人でやりたいよね。もうちょっと待ってくださいね」などと話していたが、同局関係者は「年内は療養に専念されるとのことですので、年明け以降は今後相談したい」と現状、話し合いは行っていないことを明かした。