向井理(41)が主演、上白石萌歌(23)がヒロイン役を務めるフジテレビ系連続ドラマ「パリピ孔明」(水曜午後10時、初回15分拡大)の第1話が27日に放送され、平均世帯視聴率が6・1%(関東地区)だったことが28日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は3・5%だった。

中国三国時代の天才軍師・諸葛孔明(しょかつ・こうめい/向井理)が現代の渋谷に若かりし姿で転生。歌手を目指す1人のアマチュアシンガー月見英子(つきみ・えいこ/上白石萌歌)のために、魔法のような作戦を考えては、彼女の前に立ちはだかる壁を軍師のごとく切り崩し、成功に導いていくサクセスストーリー。

菅原小春、宮世琉弥、八木莉可子、森崎ウィン、関口メンディー、女王蜂・アヴちゃん、ELLY、ディーン・フジオカ、森山未來らが出演。原作は、累計発行部数160万部突破の「ヤングマガジン」(講談社)にて現在も連載中の大人気同名コミック。

▼第1話あらすじ

時は、魏・呉・蜀の3つの国が天下の覇権を争う三国時代。病に倒れた天才軍師・諸葛孔明は、薄れゆく意識の中で「次の人生は、平和な世界に生まれ変わりたいものだ」と願う。

孔明が次に目を開けた時、そこは2023年ハロウィーンの渋谷だった。見渡す限り、ゾンビ、悪魔。孔明は「なるほど…ここが地獄なのですね」と納得する。見知らぬ酔っぱらいに連れて行かれたライブハウス・BBラウンジで、孔明は月見英子(上白石萌歌)のステージを見て、その歌声に魅了される。翌日、孔明はここが地獄ではないこと、自分の姿が若返っていることに気づく。

スマホなどの現代文明に衝撃を受けるも、脅威の適応力であっという間に現代に順応していく。そこへやってきたBBラウンジのオーナー・小林(森山未來)に対して孔明は「私、姓は諸葛、名は亮、字を孔明と申します」とあいさつする。すると、小林は孔明に「街亭(がいてい)の戦い」での馬謖(ばしょく)についての問いを投げかける。孔明の答えに満足し、三国志談義で盛り上がる2人。熱烈な三国志オタクである小林は、上機嫌になり、孔明をアルバイト採用することに。一方、仕事からの帰り道に英子は「もうやめようかな、歌」とつぶやく。歌手を目指すもなかなかうまくいかず落ち込む英子に孔明は「私が、あなたの軍師になります」と宣言。こうして、歌手を目指す英子の夢をかなえるため、孔明と英子の二人三脚の闘いが始まる。