俳優田中宏明(31)、三浦理香子(22)、上杉祥三(67)が29日、東京・シネマート新宿で行われた映画「二十歳に還りたい。」(赤羽博監督)の初日舞台あいさつに出席した。
主演の田中演じる寺沢一徳が、ある日突然80歳から20歳へと戻り、人生をやり直す物語。田中は「このような素晴らしい作品に携わらせていただいてありがたいなと思います。1人でも多くの人に広めていただけたら」とあいさつ。演技については「未経験の部分ばかりで演じるのは難しかった」と振り返った。
一徳に思いを寄せる女性、山根明香役を演じた三浦は「私はいろんなキャストさんとお芝居をすることが多くて。(80歳の一徳を演じた)津嘉山(正種)さんの現場での過ごし方、田中さんの向き合い方、上杉さんの熱量だったり、人によって得られるものが違ってすごく幸せな経験をさせていただきました」と語った。
上杉は「何かが降りてきたような、この映画に何か導かれたような感じがしました」と話した。赤羽監督の撮影の長回しについても触れ「貴重な監督と仕事をさせてもらって、ありがとうございました。みなさんも見ておいた方がいいですよ」と呼びかけていた。