スリーピースバンド羊文学が4日、都内で、ツアー「if i were an angel,」のファイナル公演を行った。ツアーは同バンド最大規模で、10カ所12公演で約2万人を動員した。

オープニング楽曲「エンディング」を、映画館のスクリーンのような幕が閉じたまま歌唱。次のテレビアニメ「呪術廻戦」のエンディングテーマ「more than words」が始まると幕が開き、会場から拍手が送られた。ボーカルとギターの塩塚モエカ(27)は「みんな今日はようこそ、楽しみましょう」と呼びかけた。

今年は、バンド初となる海外ワンマンライブを台北、上海で開催し、ともにチケットは販売開始直後にソールドアウト。力を付け国内でツアーファイナルを迎え、「1カ月ちょっとやってきて、今日みんなに会えてよかったです。ありがとう」と感謝したが「しゃべりはうまくならなかったよ」と笑った。だが、歌唱力は抜群だ。他にもアニメ「平家物語」の主題歌「光るとき」や、人気楽曲「永遠のブルー」など全20曲を披露。塩塚の心に届く、優しい歌声にファンは酔いしれた。

公演では、12月6日にアルバム「12hugs(like butterflies)」をリリースすることを発表。塩塚は「特別なアルバムになりました。どんなふうにみんなに届くかは想像がつかないけど、きっと面白い作品になると思っています」と話した。ドラムのフクダヒロア(26)は「今まで羊文学がやってきたことと、新しいことを斜に構えず制作できた作品です」と紹介した。

さらに24年4月21日に、バンド最大規模となる初の横浜アリーナ公演「“III”」も行う。ベースとコーラスの河西ゆりか(25)は「タイトルにちなんで、羊文学として3人で大切にしてきたこと、いいところを見せられればと思います」。フクダは「ブレずに変わらずかっこよく、ロックをしていきますので、ぜひよろしくお願いします」。塩塚は「みなさんで一緒に横浜アリーナをいっぱいにしようぜ!」と意気込んだ。【佐藤勝亮】