NHKは5日、東京・渋谷の同局で会見を行い、横浜流星(27)が主演する25年大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」の新キャストとして渡辺謙(63)染谷将太(31)宮沢氷魚(29)片岡愛之助(51)の4人を発表した。

1700年代の江戸を舞台に、“江戸のメディア王”と呼ばれる「蔦重」こと蔦屋重三郎の生涯を描く。

蔦重の人生に大きな影響を与えるキャラクターが発表された。大河初出演にして初主演を飾る横浜は「改めて皆さんと顔を合わせると実感が湧いてきましたし、喜びや責任感を強く感じて身がひき締まる思いです」と笑顔。「自由に想像を膨らませながら、それを飛び越えていける作品を届けていきたい」と意気込んだ。

5度目の大河出演となる染谷は、絵師の喜多川歌麿役を務める。11年「江~姫達の戦国~」で森坊丸(森蘭丸)、20年「麒麟がくる」で織田信長を演じ、「違う角度で2回本能寺の変を経験させていただいた。時台によって表現方法が変わって本当に楽しかったし、新しい自分を見いだせた」。歌麿役については「絵には人が出ると思うので、絵を見つめながらクランクインを楽しみに待ちたい」と語った。

大河初出演の宮沢は、田沼意知を演じ「朝ドラを隣のスタジオで撮っていて、大河の別世界に行かれる姿を見ていた。心のどこかでうらやましいなと思っていたので、こうして出演が決まったことをうれしく思っています」と笑顔。蔦重にとって本屋商売の師であり、やがてライバルとなる鱗形屋孫兵衛を演じる愛之助は「かみそうな名前ですけど」と笑わせつつ、「おそらく皆さんご存じでないと思うし、私も誰だろうと調べたけれど、なかなかお顔も出てこない人。皆さまの頭に像がないので、自由に務められると思う。非常に楽しみにしています」と話した。

田沼意次を演じる渡辺は、6度目の大河出演となった。初大河の横浜に「いろんなものにぶつかりながら、いろんなものを習得できる1年になると思う」とエールを送った。

出版を生業とし、喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴らを見いだした蔦屋重三郎の物語。脚本は森下佳子氏が手がける。