フジテレビ系連続ドラマ「いちばんすきな花」(木曜午後10時、初回20分拡大)の主題歌を、シンガー・ソングライター藤井風(26)が担当することが10日、発表された。同日、都内で行われた完成披露試写イベントで、主演の1人である多部未華子(34)の口からサプライズで告げられた。

タイトルは「花」で、13日にデジタルリリースが開始となる。藤井は「この物語の主人公たちは、人生のいろんな答えを探している気がしました。彼らに自分を重ねることができる人はとても多いと思うし、僕も勝手に彼らの仲間になったつもりで、一緒に答えを探しにいこうと思いました。そしたら今までにないほど、真っすぐでピュアな曲へと導いてもらえたような気がします」などとコメントを寄せた。

藤井はアジアツアーの移動中に、飛行機の中で台本を読みながら同曲の作詞作曲をしたという。イベントの司会者から「(藤井が)楽器は一切使わず、ボールペンのノック音でリズムをとった」と伝えられると、登壇者一同は「えー!」「すごい!」と驚きの表情を浮かべた。

主題歌を壇上で発表した多部は「どのシーンでもこの曲が入るとすごくおしゃれになる。誰よりもすてきなコメントもありがとうございます」と感謝。藤井のコメントを読み上げた松下洸平(36)は「ドラマと主題歌ってとても密接な関係。仲間として、5人目の主人公としてそばにいてくれるような気がしていてすごくうれしいし心強い」と語った。

同作は多部、松下、今田美桜(26)、神尾楓珠(24)の4人が”クアトロ主演“を務める新しい形のドラマ。社会現象とも呼ばれた「silent」(22年10月期/フジテレビ系)でプロデュースを務めた村瀬健氏と脚本家・生方美久氏が再びタッグを組み、“男女の間に友情は成立するのか?”をテーマにくすっと笑って、ふわっと泣ける、新しいスタイルのドラマに挑戦する。