俳優高橋文哉(22)志尊淳(28)がダブル主演を務める、TBS系連続ドラマ「フェルマーの料理」(金曜午後10時)第3話が3日、放送され、平均世帯視聴率(関東地区)が5・3%だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は3・0%だった。

同ドラマの原作は「月刊少年マガジン」(講談社)で連載中の小林有吾氏による同名漫画。数学者を志すもその道を挫折した天才数学少年・北田岳(高橋文哉)と、謎多きカリスマシェフ・朝倉海(志尊淳)が出会い、数学的思考で料理という難題に立ち向かっていく。海が経営する新進気鋭の超一流レストラン「K」で、世界中から集まった実力あるシェフたちと切磋琢磨(せっさたくま)し、誰も到達していない“料理の真理の扉”を開くべく「料理×数学」で前人未到の世界に挑む、若きプロフェショナルたちの青春ストーリー。

第3話では、ようやく「K」の一員として認められた岳(高橋文哉)はほかのスタッフたちとともに蘭菜(小芝風花)が作った新メニューの候補を賄いとして試食することに。

蘭菜は料理界では難しいとされる肉と魚介の組み合わせを、うまみの相乗効果を用いて見事に調和させてみせた。試食した岳は味を数式に当てはめて逆算し、蘭菜が採用した調理法や食材を見事に言い当てる。

そんな岳に海(志尊淳)は、大事なお客様をお迎えする臨時休業日の調理場を任せることに。海がサポート役に指名したのは孫六(板垣李光人)。実は孫六は岳のことをまだ認めておらず、岳に名前すら教えていない。

翌日、岳は蘭菜の相乗効果のアイデアを借用して大事なお客様への一皿を完成させようとするが、なぜか計算したとおりの味にならない。そこにはうまみのトラップが隠されていた。

そしてついにやってきたその大事なお客様は、岳の幼馴染で数学オリンピックのライバルだった・武蔵神楽(久保田紗友)とその父・魏一(堀部圭亮)であった。