主演吉岡里帆(30)、恋の相手役を永山瑛太(40)が務めるカンテレ制作フジテレビ系連続ドラマ「時をかけるな、恋人たち」(火曜午後11時)の第9話が5日に放送され、平均世帯視聴率が1・9%(関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から2・9%、2・6%、2・3%、1・9%、2・2%、2・1%、2・3%、2・1%だった。平均個人視聴率は1・2%で、第1話から1・5%、1・4%、1・6%、1・0%、1・3%、1・2%、1・3%、1・2%だった。

吉岡は主人公の常盤廻(ときわ・めぐ)を、永山は恋の相手役・井浦翔(いうら・かける)を演じ、今回が初共演となる。タイムパトロール隊のメンバーとして、時をかけてくる恋人たちを取り締まりながら、時空を超えた本気の恋をするタイムパトロール・ラブコメディー。脚本は時間SFを得意とするヨーロッパ企画・上田誠氏のオリジナルとなる。他にも伊藤万理華、シソンヌのじろう、石田剛太、西垣匠らが出演する。今作が放送されている火曜午後11時開始の30分枠は、カンテレが「火ドラ★イレブン」と名付け、今年4月から新設された。

▼第9話のあらすじ

10年前の大学時代にさかのぼり、甘酸っぱい恋の終わりを見届けた廻と翔は、今度こそ結ばれようと愛を誓い合う。しかし無情にも、2人の恋の逃避行はタイムパトロール隊の隊長・和井内(石田剛太)の知るところとなり、廻と翔は基地に呼び戻されてしまう。

ところが、待っていたのはおとがめ…ではなく、会社の上司である猿谷昇(岩谷健司)が、時間犯罪者と手を組んで金もうけをしているという事件報告だった。思えば、猿谷は2022年頃から突如として時代の先読みがうまくなったと過去を思い返す廻。広告代理店にとってはまさに金のなる木ともいえる未来の情報を、猿谷は時間犯罪者から入手していたのだ。和井内から猿谷の尻尾をつかむよう指令を受けた廻と翔は、今度こそ時間犯罪者を捕まえようと意気込む。

早速2人が廻の勤務先である「アド・アモーレ」に潜入すると、そこには翌日にプレゼンを控えた廻と広瀬(西垣匠)の姿が。翔は初めて見る仕事中の廻に夢中になるが、広瀬が廻に好意的なまなざしを向けていることに気付くと、距離の近い2人に嫉妬を覚える。

その頃、受付の梓(田中真琴)もまた、楽しみにしていたデートを広瀬にドタキャンされ、さらに廻と広瀬の仲むつまじい姿を目の当たりにして落ち込んでいた。すると次の瞬間、目の前に、さっき見た廻とは違う、もう1人の廻の姿が! 混乱する梓を前に、窮地に立たされた廻は…。