12年に57歳で亡くなった歌舞伎俳優の18代目中村勘三郎さんの「十三回忌追善 偲ぶ会」が13日、都内ホテルで開催され、約1100が参列した。祭壇の写真の勘三郎さんは、左手を上げて笑みを見せており、参列者に呼びかけているようにも見える。
長男中村勘九郎(42)は、当初予定より広い会場を用意したとし「やっぱりすごいなあ。お父さん良かったね。本当にすごいことです」と写真に呼びかけた。続けて「そんなすごい男がふっと姿を消して十三回忌。早いなと思います。『もうそんなに』というお声をいただくのは、皆さま方の心の中にまだ父がいて、父のことを忘れないでいてくれて、父の芸を覚えていてくれたおかげでございます。本当にありがとうございます」と感謝した。
東京・歌舞伎座「猿若祭二月大歌舞伎」(2月2~26日)をはじめとして、一年を通じて追善興行を各地で行う。次男中村七之助(40)は「父のことを常に思ってくださって、愛してくださった皆さまおひとり、おひとりのおかげでございます。中村屋一門、今後も一生懸命精進いたします」とあいさつした。
主な参列者は市村正親、江川卓、柄本明、大村崑、阪本順治、坂東彌十郎、三谷幸喜(敬称略)。
追善興行は3月以降、「名古屋平成中村座 同朋高校公演」(3月6~18日)、巡業公演「陽春歌舞伎」(3月26日~4月1日)「春暁歌舞伎」(4月4~24日)、「三島村歌舞伎『俊寛』」(10月、鹿児島・硫黄島)がラインアップされている。



