吉原光夫(45)が30日、東京・カナダ大使館で、ミュージカル「カム フロム アウェイ」(3月7日~29日、東京・日生劇場ほか)制作発表記者会見に出席した。

同作はトニー賞演出賞など数々の演劇賞を受賞。2001年9月11日の同時多発テロの裏で、カナダにある小さな町・ニューファンドランドで起きた実話を基にした、大ヒットミュージカルで待望の日本初演。12人の出演者のみで100人近くの役を次々に演じ、ドラマが交錯する。

吉原は「制作発表が大嫌いなんですけど」と突然の告白。しかし、「本当にすてきなホールすぎて、ここに来られただけで制作発表できてよかったなと思いました。ここでお芝居できないかな…機会があったらお願いします」と笑わせた。

稽古に向けて、当時のドキュメンタリー映像も確認し、「彼らの優しさを見ると、日本人のウエットさではなく、明るく受け入れる感じに共感した」という。「怒濤(どとう)の勢いで100分流れるんですけど、お客さんはどのように受け取るのか楽しみです」とした。

共演者には「最初なんか合わないかな? と思って嫌だったんですよ。浦井さんとかどういうやつなのかなって(笑い)。でも、最高のメンバーです」。

吉原は「我々は居場所を失っていると思う」とした上で「日常でテロが起きているような気がするというか、自分たちの居場所や表現、SNSでテロが起きて失われている気がするんです。手を差し伸べるか、攻撃するか、どちらをチョイスするかを、ニュートラルに応じてくれる作品。今のミュージカルには、なかなかないものになると思います」と語った。

安蘭けい(53)シルビア・グラブ(49)森公美子(64)咲妃みゆ(32)柚希礼音、石川禅(59)浦井健治(42)加藤和樹(39)田代万里生(40)橋本さとし(57)も出席。