俳優佐野勇斗(25)が、橋本環奈主演の24年度後期NHK連続テレビ小説「おむすび」に出演することが5日、同局から発表された。菅生新樹、松本怜生、中村守里、みりちゃむ、谷藤海咲、岡本夏美、田村芽実の出演も発表された。

佐野は朝ドラ初出演。橋本が福岡育ちの「平成ギャル」を演じる作品で、佐野は「福西のヨン様」と称される高校球児、四ツ木翔也(よつぎ・しょうや)を演じる。福岡西高校に栃木から野球留学中の高校球児で、四ツ木という姓と眼鏡姿から、「福西のヨン様」と呼ばれ、糸島に練習場があり、結と時々出くわす設定となる。NHKドラマでは昨年の夜ドラ枠「おとなりに銀河」で主演を務めた。

佐野はコメントを発表。「この度、四ツ木翔也役を演じさせていただくことになりました。佐野勇斗です。デビューして約10年になりますが、様々(さまざま)な所で朝ドラに出演したいと言ってきました。応援してくださる皆様のおかげで、また一つ夢が叶いました。すごく嬉(うれ)しいです。いつも本当にありがとうございます!」と初出演を喜んだ。

また「まだクランクインはしていないのですが、ヒロインの橋本環奈さんをはじめ、すごく豪華なキャスト、スタッフの皆さんと、一年をかけて素晴(すば)らしい作品に携われることが楽しみで仕方ありません。毎朝皆さんに、今日も楽しく頑張ろう!と思ってもらえる作品に仕上がると思います。楽しみにしていてください!!」と期待した。

佐野は1998年(平10)3月23日生まれ、愛知県出身。12年の第25回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト出場を機にスカウトされ、芸能界入り。14年11月、所属事務所スターダストプロモーションの男性5人組ボーカルダンスユニットM!LKを結成。並行して15年2月公開の映画「くちびるに歌を」で俳優デビューした。

主な出演ドラマはTBS系「ドラゴン桜」(21年)「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(21年)「トリリオンゲーム」(23年)、日本テレビ系「FAKE-MOTION卓球の王将-」(20年)主演、「真犯人フラグ」(21年)。映画は「ちはやふる-結び-」(18年)「青夏 きみに恋した30日」(18年)「3D彼女 リアルガール」(18年)「凜-りん-」(19年)「小さな恋のうた」(19年)「嘘喰い」(22年)など。バラエティー番組も多数出演。21年には東京オリンピック聖火ランナーも務め、昨年は初プロデュースのアクセサリーブランドも発売した。

「おむすび」は福岡育ちの「平成ギャル」の主人公・米田結が神戸、大阪に移り住み、栄養士となって現代人の問題を「食の知識とコミュ力」で解決するオリジナル作品。結の姉で、地元・福岡で“伝説のギャル”として知られた歩(あゆみ)役を仲里依紗(34)が演じるほか、結の家族として北村有起哉、麻生久美子、宮崎美子、松平健の出演が発表されている。脚本は「正直不動産」の脚本家・根本ノンジ氏。

現在は笠置シヅ子をモデルにした趣里がヒロインの「ブギウギ」が109作目として放送中。24年の前期、110作目は伊藤沙莉がヒロインの「虎に翼」に決まっている。