フジテレビで放送中の人気アニメ「ちびまる子ちゃん」で主人公・まる子の声を務めている声優TARAKOさん(本名非公表)が4日に亡くなっていたことが9日、分かった。同局がこの日公表した。63歳だった。群馬県太田市出身。死因は明らかにされておらず、ここ最近は闘病中だったという。

突然の訃報に視聴者からも惜しむ声があふれた。フジテレビでは午後3時30分すぎ、ちびまる子ちゃん一家が登場する国土交通省のCMが放送された。TARAKOさんが命を吹き込んだまる子の声が流れ、SNSでは「国土交通省のCMにまるちゃん出てて寂しくなった…」「CMでまるちゃん見たら寂しさ再び」など悲しみの声が相次いだ。

また、ちびまる子ちゃん一家が企業CMに登場する家電の小売「ケーズデンキ」は同社ホームページに追悼文を掲載。「2015年より、ケーズデンキ公式イメージキャラクター『ちびまる子ちゃん』のまる子の声優を務めていただいておりましたTARAKOさんの訃報を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。ちびまる子ちゃんという愛すべきキャラクターを唯一無二のものとして確立された生前の功績をしのび、心からご冥福をお祈り申し上げます」と哀悼の意を表した。